2013年6月7日金曜日

YouTubeから学べる英会話

今は、英語を学ぶための教材がネットの中にあふれています。今日は、YouTubeにアップされたテレビ番組の1コマを紹介しましょう。

小さな女の子が産婦人科医のオフィスを訪ねて、産婦人科医に向かって赤ちゃんがどこから来るのか説明しているところです。この1コマを見ただけでは、この2人の関係がどういう関係なのかは、わかりません。産婦人科医は、女の子のお祖父さんかもしれませんし、ただの知り合いかもしれません。とにかく、とても可愛いエピソードですので、2人の会話の意味を考えながら見てみましょう。



how mothers deliver a baby from little girl point of view

scene from Cosby Show Season 6 - Raven Symone

****************

Doctor: And this is my office.

Girl: What do you do?

Doctor: I am a doctor for women.

Girl: What do you do with them?

Doctor: I deliver their babies.

Girl: Deliver?

Doctor: When the woman has the baby inside of her, then I go in and I take it out.

Girl: No you don't. Everybody knows that the stork brings the baby.

Doctor: Who told you that?

Girl: My daddy.

Doctor: Okay. Well, the stork puts the baby inside of the mother... and then I go in and I take it out.

Girl: Ah aah. The stork brings the baby to the hospital and drops it in the bassinet.

Doctor: So you say that the baby is not inside the mummy?

           Then why is it that the mother gets real big?

Girl: Because she eats a lot of food.

Doctor: Now let me get this straight. You say that the stork carries over, puts the baby in the bassinet, and the mother is real big because she eats a lot of food?

Girl: You got it.

Doctor: I see. Well, then why is it that the mother has to go to the hospital?

Girl: The stork brings the baby to the hospital, drops it in the bassinet. The mummy goes to the hospital and gets it.

Doctor: If the stork does all that, why doesn't the stork just bring it to the mummy's house?

Girl: Because it's too far. His wings will get tired.

Doctor: Where does the stork get the babies from?

Girl: Heaven.

Doctor: Okay. There is a zillion skillion babies in Heaven. How does the stork know what baby goes with what mother?

Girl: They are in a line. You know like you go to the baker and get a number.

Doctor: Why when I put my hand on the mother I can feel things moving all around?

Girl: That's not a baby.

Doctor: What is it?

Girl: Gas.

Doctor: Well thank you for explaining it to me.

Girl: You're welcome, but you still didn't tell me what you do.

Doctor: I'm in charge of gas.

****************

最初の赤字の”Now let me get this straight.” の表現は、よくテレビで使われる慣用表現で、話が少し入り組んできたときに、整理したいときに使われます。「つまり、こういうこと?」とか、「じゃあ、ちょっと話を整理させてね。」などの意味です。そして、それが、会話相手が意味することと一致していたり、正しかったりした場合、” You got it.”とか、”Yes, you are right.”などの回答が得られます。

全文和訳:

医者: これが私のオフィスだよ。

女の子:仕事は何?

医者: ご婦人のための医者だよ。

女の子: どんなことをやっているの?

医者: 赤ちゃんを出産させているんだよ。

女の子: 出産?

医者: 女性の赤ちゃんをお腹の中から取り出すんだ。

女の子: 嘘。コウノトリが赤ちゃんを運んでくるのは、みんな知ってるわよ。

医者: 誰がそんなこと言ったの?

女の子: 私のパパよ。

医者: そうか。わかった。コウノトリが赤ちゃんをお母さんのお腹の中に入れて、私が取り出すんだ。

女の子: 違うわよ。コウノトリが赤ちゃんを病院に運んできて、ゆりかごの中に落とすのよ。

医者: つまり、赤ちゃんは、お母さんのお腹の中にいないってこと?じゃあ、どうして、お母さんのお腹は大きくなるの?

女の子: たくさんの食べ物を食べるからよ。

医者: つまり、こういうこと?コウノトリが赤ちゃんを運んできて、ゆりかごの中に入れる。お母さんのお腹が大きくなるのは、たくさん食べるから。

女の子: その通り。

医者: わかった。じゃあ、どうして、お母さんは病院に行かなくちゃいけないの?

女の子: コウノトリが赤ちゃんを運んできて、ゆりかごの中に入れるでしょ。お母さんは、赤ちゃんを迎えにいくのよ。

医者: もし、コウノトリが赤ちゃんを運んでくるんだったら、どうして、お母さんの家に連れて来ないの?

女の子: 遠すぎるからよ。コウノトリの翼が疲れちゃうじゃない。

医者: コウノトリは赤ちゃんをどこから連れてくるの?

女の子: 天国よ。

医者: よし。天国にたくさんの赤ちゃんがいるとしよう。コウノトリは、どうやってどの赤ちゃんがどのお母さんのところに行くってわかるんだい?

女の子: 赤ちゃんは、順番を列をつくって待っているの。パン屋さんにいくと、番号をもらって順番がくるのを待つようによ。

医者: それじゃ、お母さんのお腹に手を置くと、どうして、何かが動くのを感じるんだい?

女の子: 動くのは、赤ちゃんじゃないわよ。

医者:じゃ、何だい?

女の子: ガスよ。

医者: 説明してくれてありがとう。

女の子: どういたしまして。でも、まだ、おじさんが、どんなことをやっているのか教えてもらっていないけど。

医者: ガスの担当者だよ。

2013年3月27日水曜日

Ex husband (前夫) の憂鬱

みなさんもご存知のfacebookには、英語を学ぶためのサイトもリンクされています。 その中で役に立ちそうなものを毎日紹介していきます。 今日は、English is Funというサイトから、Ex husband (前夫、元夫)についての笑える画像をご紹介しましょう。

   
 「ステキなお財布ね。」「ありがとう。実はこれ、元夫なの。あははは・・・・。」

 怖いですね~。ワニさんだから、言えるせりふですね~。 日本に比べて離婚率の多い北米では、「前夫」という言葉がよく日常会話の中で使われます。 あまりにもよく使われるので、本来は、Ex husband(エックス・ハズバンド)と言うのですが、 短縮形でEx(エックス)とだけ呼ばれています。 

ついでに、前夫に関連した例文を紹介しておきます。 この例文では、Exではなく、Ex husbandが使われていますが、会話では、Ex が頻繁に使われています。

 ex-husbandの意味と読み方 『WEB SARU Dictionary』より
ex-husband 前夫 ex-husbandの英語例文と使い方

前のご主人にお会いになる勇気がありますか。
Do you feel equal to meeting your ex-husband?

彼女は前の夫に会うのがこわくてその会合に出席しなかった。
She didn't attend the meeting for fear of meeting her ex-husband.

私の別れた夫はもうこの町に住んでいない。
My ex-husband no longer lives in this city.

彼女の前夫に対する病的なまでの嫌悪感は、ついに彼女の心身を完全に衰弱させた。
Her pathological hatred for her ex-husband led to her complete breakdown.

いいえ、とんでもない。幸いなことに、仕事には恵まれていて、収入もかなりいいんです。それに、別れた夫が毎月養育費を出してくれていますし。
No, that's not it at all. Fortunately, I have a good job and make very good money. Also, my ex-husband makes childcare payments every month.

このサイトは「ドントデイトヒムガール(みんな、やつと付き合っちゃ駄目よ)ドットコム」という名で、女性は自分をだました元夫やボーイフレンドに関する情報を掲載することができます。
Called "dontdatehimgirl.com," the site allows women to post information on their ex-husbands or boyfriends who have cheated on them.

そして、元夫を「養子」として迎え、彼と暮らし、仕事を見つけ、貯金をして、彼とまた結婚すればいい。
Then you can 'adopt' your ex-husband, live with him, find a job, save money and marry him again.

私に言わせれば、あなたの前夫は全くのでくのぼうだったと思う。
If you ask me, I think your ex-husband was a basket case.

私の心配は恐怖に変わったわ。私の後ろを歩いていた男は私の元主人で、銃を私につきつけていたの!
My worry turned to terror. The guy walking behind me was my ex-husband, and he had a gun pointing at me!

あるとき、息子に送ったものすべてが送り返されました。そしてそれは今も続き、私が送ったカードや手紙が戻されます」
At one stage my ex-husband returned everything I had sent to my son and even now, he returns my cards and letters."

ある夜のこと、清兵衛が朋江を実家へ送ると、泥酔し取り乱した前夫、甲田豊太郎が朋江を待ち構えていた。
As Seibei walks Tomoe home one night, they find her ex-husband KODA Toyotaro waiting for her, drunk and distraught.

アメリカのメディアは元夫を支援し、拉致事件として報道した。
The US media supported the ex-husband and reported it as an abduction case.

カモシダがついにアルコール依存症を克服し、サイバラは元夫を家に迎え入れる。 Kamoshida finally overcomes his alcoholism and Saibara welcomes her ex-husband home.

シャーロットは子どもたちの将来について話し合うために、前夫らと時々会う。 Charlotte meets her ex-husbands every now and then to discuss their children's future.

リンダの別れた夫であるブレントが、娘のチェルシーの親権を持っている。
Linda's ex-husband, Brent, has custody of their daughter Chelsea.

2013年2月24日日曜日

2013年オスカーは誰の手に?

いよいよ、明日は第85回アカデミー賞(オスカー)の発表です。このところ、ロンドン・オリンピックで義足ランナーとして知られるオスカー・ピストリウス選手がヴァレンタインデーの日にスーパー・モデルの恋人を射殺した事件の報道が過熱しており、テレビをつければどのチャンネルでもオスカー、オスカーと息巻いています。




Oscar Pistorius Bail Hearing: New Evidence Revealed in 'Blade Runner' Cour



さて、英語を学ぶのに一番手っ取り早いのが、字幕を見ながら洋画を見ることです。自分の好きな俳優の話している言葉を理解しようとして、何度も繰り返して聞きなおすことが苦にならないのでいい勉強になります。ストーリーが面白く、時間を忘れるくらい映画に集中できると、その各場面とそこで使われた表現が長い間記憶に残り、もっといいでしょう。

その点からして、優秀な作品が集まるオスカーを見るのはとても刺激的です。今年、作品賞に選ばれた映画のトレーラーを紹介しますので、もう、すでに見た映画もあると思いますが、まだ見ておらず、興味のもてそうな映画があったら、ぜひご覧くださいね。

各映画のあらすじは、『映画.com』全部門ノミネート
英語のタイトルは、The Oscars を参考にしました。

作品賞 "Best Picture":

愛、 アムール "Amour"

ミヒャエル・ハネケ監督が、 前作「白いリボン」(2009)に続き2作品連続でカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞したドラマ。妻が病に倒れたことで穏やかだった日常が変化していく老夫婦の姿を描く。音楽家夫婦のジョルジュとアンヌは、 パリの高級アパルトマンで悠々自適な老後生活を送っていた。しかし、 ある日突然、 妻のアンヌが病に倒れ、 手術も失敗して体が不自由になってしまう。ジョルジュは病院嫌いな妻の願いを聞き、 車椅子生活になったアンヌを支えながら自宅で暮らすことを決意。2人はこれまでどおりの生活を続けようとするが、 アンヌの病状は悪化していき……。






アルゴ "Argo"

「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」「パール・ハーバー」のベン・アフレックが、監督のほか製作・主演も務め、イランで実際に起こったアメリカ大使館人質事件の救出作戦を描くサスペンスドラマ。1979年11月4日、イラン革命が激化するテヘランで過激派がアメリカ大使館を占拠する。52人が人質になるが、混乱の中、6人のアメリカ人が自力で脱出。カナダ大使の自宅に身を潜める。CIAで人質救出を専門とするトニー・メンデスは、6人を安全に国外へ脱出させるため、大胆不敵な作戦を立案。「アルゴ」という架空のSF映画を企画し、6人をその撮影スタッフに偽装して出国させようとする。



ハッシュパピー バスタブ島の少女 "Beasts of the Southern Wild"

米ルイジアナ州の湿地帯で、世間から隔てられた「バスタブ」と呼ばれる小さなコミュニティに病気の父親と暮らす6歳の少女ハッシュパピーが、音信不通の母親を探しに海へと出て行く姿を描く。第28回サンダンス国際映画祭グランプリや第65回カンヌ国際映画祭カメラドールほか映画賞を多数受賞。



ジャンゴ 繋がれざる者 "Django Unchained"

クエンティン・タランティーノが監督・脚本を手がけるウェスタン。南北戦争直前の1858年、アメリカ南部。黒人奴隷として売りに出されたジャンゴは、元歯科医の賞金稼ぎでキング・シュルツと名乗るドイツ人に買われる。差別主義を嫌うシュルツはジャンゴに自由を与え、賞金稼ぎとしての生き方を教える。ジャンゴには生き別れになったブルームヒルダという妻がおり、2人は賞金を稼ぎながら彼女の行方を追うが、やがて残忍な領主として名高いカルビン・キャンディのもとにブルームヒルダがいるということがわかり……。タランティーノと初タッグとなるレオナルド・ディカプリオが、極悪人キャンディを演じる。主人公ジャンゴにジェイミー・フォックス、ジャンゴと行動をともにするシュルツは「イングロリアス・バスターズ」のクリストフ・ワルツ。


レ・ミゼラブル "Les Miserables"

ビクトル・ユーゴーの同名小説を原作に、世界43カ国で上演されて大ヒットを記録した名作ミュージカルを、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイら豪華キャストで映画化。監督は「英国王のスピーチ」でアカデミー監督賞を受賞したトム・フーパー。舞台版プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュも製作に名を連ねる。パンを盗んだ罪で19年間服役したジャン・バルジャンは、仮出獄後に再び盗みを働いてしまうが、罪を見逃してくれた司教に感銘を受けて改心する。やがて運命的な出会いを果たした女性ファンテーヌから愛娘コゼットを託されたバルジャンは、執念深いジャベール警部の追跡を逃れ、パリへ。バルジャンとコゼットは親子として暮らすが、やがて激動の時代の波に飲まれていく。


カナダ人作家のヤン・マーテルが2001年に発表し、ブッカー賞を受賞した世界的ベストセラー小説「パイの物語」を、「ブロークバック・マウンテン」「ラスト、コーション」のアン・リー監督が映画化。乗っていた貨物船が遭難し、一匹のトラとともに救命ボートで漂流することになった少年パイのたどる運命を描く。1960年インド・ポンディシェリに生まれた少年パイは、父親が経営する動物園でさまざまな動物たちと触れ合いながら育つ。パイが16歳になった年、両親はカナダへの移住を決め、一家は動物たちを貨物船に乗せてインドをたつが、洋上で嵐に遭遇し貨物船が沈没。必死で救命ボートにしがみついたパイはただ一命を取りとめるが、そこには体重200キロを超すベンガルトラがいた。





リンカーン "Lincoln"

スティーブン・スピルバーグ監督が、名優ダニエル・デイ=ルイスを主演に迎え、アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの人生を描いた伝記ドラマ。貧しい家に生まれ育ち、ほとんど学校にも通えない少年時代を送ったリンカーンだが、努力と独学で身を立て大統領の座にまでのぼりつめる。しかし権力の座に安住することなく奴隷解放運動を推し進めたリンカーンは、一方でその運動が引き起こた南北戦争で国が2つに割れるという未曾有の危機にも直面していく。奴隷制度廃止を訴えた共和党議員タデウス・スティーブンスにトミー・リー・ジョーンズ、リンカーンの妻メアリー・トッドにサリー・フィールド、息子のロバート・トッドにジョセフ・ゴードン=レビット。脚本はスピルバーグ監督作「ミュンヘン」のトニー・クシュナー。




世界にひとつのプレイブック "Silver Linings Playbook"

それぞれに最愛の人を失い心に傷を負った男女が再生していく姿を、笑いや涙を交えて描いたヒューマンコメディ。監督は「ザ・ファイター」のデビッド・O・ラッセル。主演は「ハングオーバー!」のブラッドリー・クーパーと「ハンガー・ゲーム」のジェニファー・ローレンス。妻の浮気が原因で心のバランスを崩したパットは、仕事も家も失い、両親とともに実家暮らし。いつか妻とよりを戻そうと奮闘していたある日、事故で夫を亡くして心に傷を抱えた女性ティファニーに出会う。愛らしい容姿とは裏腹に、過激な発言と突飛な行動を繰り返すティファニーに振り回されるパットだったが……。パットの両親役でロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーバーが共演。




ゼロ・ダーク・サーティ "Zero Dark Thirty"


2011年5月2日に実行された、国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン捕縛・暗殺作戦の裏側を、「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督が映画化。テロリストの追跡を専門とするCIAの女性分析官マヤを中心に、作戦に携わった人々の苦悩や使命感、執念を描き出していく。9・11テロ後、CIAは巨額の予算をつぎ込みビンラディンを追うが、何の手がかりも得られずにいた。そんな中、CIAのパキスタン支局に若く優秀な女性分析官のマヤが派遣される。マヤはやがて、ビンラディンに繋がると思われるアブ・アフメドという男の存在をつかむが……。脚本は「ハート・ロッカー」のマーク・ボール。主人公マヤを演じるのは、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」「ツリー・オブ・ライフ」のジェシカ・チャステイン。





2013年1月22日火曜日

オバマ大統領2期目就任演説全文(動画、和訳、英文あり)




2013-01-24 23:02:17 
 | 生活と人生 「我々の旅は終わらない」 オバマ大統領就任演説全文 

バイデン副大統領、連邦最高裁長官、連邦議会議員の各位、高名なゲストの方々、そして市民の皆さん。

大統領の就任式に集うたびに、我々は合衆国憲法が持つ不朽の強さの証人となる。我々は米国の民主主義の約束を支持する。この国の結束を可能にしているのは、肌の色でも信仰でも名前の起源でもないということを思い起こす。


■一つの米国へ団結を

我々は、2世紀以上前に作られた独立宣言に明記された理念への忠誠によって、米国民という特別な存在になった。「我々は以下の真理を自明なものとみなす。すべての人間は生まれながらにして平等であり、生命、自由、そして幸福の追求という侵すべからざる権利を与えられている」

今日、我々はこれらの言葉の意味と現実をつなぐため、終わりのない旅を続けている。これらの真理は自明なものかもしれないが、決して自然に実現するものではないと歴史が教えているからだ。また、自由は神からの贈り物だが、地上にいる人間が守るべきものだと歴史が教えているからだ。

(独立宣言が採択された)1776年の愛国者たちは、王の圧政を少数の特権層や暴徒の支配に取って代わらせるために戦ったのではない。彼らは我々に共和国、つまり「人民の人民による人民のための政府」を与え、後世に建国の精神を守る務めを託した。そして200年以上にわたり、我々はそれを守ってきた。

自由と平等の理念の上に立つ連邦が、奴隷制と自由が入り交じる状況では成り立たないと、我々はムチや剣で流された血によって学んだ。我々は自らを刷新して、共に前進することを誓った。

我々は、迅速に移動したり商取引したりする近代経済には鉄道や高速道路が不可欠だと判断し、労働者の訓練には学校や大学が必要だと決めた。競争と公正な活動を保証する規則がある場合にのみ、自由な市場は繁栄しうると発見した。偉大な国は弱者を気遣い、最悪の危険や不幸から市民を守らなければならないと、我々は決意した。

我々は一貫して中央の権力への疑いを決して放棄せず、政府だけで社会の病巣を全て治癒できるといった虚構に屈しなかった。独創力と進取の気性をたたえること、勤勉さや個人の責任へのこだわりは、我々の変わらない国民性だ。

しかし、時代の変化とともに我々も変わらなければならないということも常に理解してきた。建国の精神への忠誠は、新たな挑戦への新たな対応を求めている。個人の自由を守るためには、最終的に集団行動が必要となる。米国民が今日の世界の要求に単独の力で応えられないのは、米兵がマスケット銃(旧式歩兵銃)や民兵組織でファシズムや共産主義の勢力と戦えなかったことと同じだ。

たった一人の人間では子どもたちの将来に欠かせない数学や科学の大勢の教師を訓練できないし、米国に新たな雇用や事業をもたらす道路やネットワーク、研究所もたった一人で築けない。我々は一つの国、一つの国民として、今まで以上に協力して取り組まねばならない。



■経済の復興が始まった

 現代の米国民は、幾つもの危機に見舞われてきたが、強い決意で回復する力を証明してきた。10年間にわたった戦争は終わりつつある。経済の復興が始まった。米国には限りない可能性がある。なぜなら、我々はボーダーレス化する世界が求める全ての資質、若さと活力、多様性と開放性、危機に対応する無限の力と改革する才能を備えているからだ。米国民の皆さん、我々は今この時のためにいる。我々が協力して取り組めば時機をつかめるだろう。

なぜなら、一握りの少数派しか豊かな生活を享受できず、かろうじて生活している人々がどんどん増える状況で、米国が成功することはありえないとわかっているからだ。米国の繁栄は、台頭する中間層の広い双肩にかかっていると信じる。全ての人が自立して仕事に誇りを見いだせる時、誠実な労働者の賃金が家族を苦難の瀬戸際から救う時、米国は繁栄できると我々は理解している。

極めて貧しい家庭に生まれた少女でも、米国民であれば他の誰とも同じく成功するチャンスがあると自覚できる時、神だけでなく我々も彼女が自由で平等であると感じられる時、我々は信念を守っていると言える。

使い古した制度は現代のニーズにそぐわないと、我々は知っている。だからこそ政府を再建するため、新たなアイデアと技術を活用すべきだ。税制を見直し、学校を改革し、市民が懸命に働き学んで、自らを向上させるのに必要な能力を身に付けられるようにしなければならない。

しかし、手段が変わっても、我々の目標は変わらない。それは全ての国民の努力と決意に報いる国をつくるという目標だ。それこそが時代の要請であり、我々の信念に真の意味を与えるものだ。

■厳しい選択を迫られている

我々は、全ての米国民が基本的な安全と尊厳を保つ権利を持つと信じる。医療費と財政赤字の規模を減らすため、厳しい選択をしなければならない。だが、この国を築き上げてきた(高齢者の)世代を大切にするか、未来を担う世代に投資するかという二者択一の考え方には反対する。

貧しい老後を強いられたり、障害を持つ子どもの親に行き場がなかったりした、過去の教訓を我々は忘れていない。この国において、自由は幸運な人々だけに限られたものではなく、幸福は少数の人々だけに保証されるものではないと信じる。どんなに責任感を持って生きていても、職を失い、突然病気にかかり、ひどい嵐で家が押し流されることは誰にでもありうると、我々は知っている。

メディケア(高齢者向け医療保険)やメディケイド(低所得層向け医療保険)、社会保障制度によって互いに支え合う仕組みは、我々の自発性を弱めるものではなく、我々を強化するものだ。これらの制度は「ただ乗り」する者を許すものではなく、国を繁栄させるためのリスクを自由に取れるようにするための仕組みだ。

自らのためだけでなく子孫のために、米国民としての責務を果たすべきだ。我々は気候変動という脅威に対応していく。それに失敗すれば、子どもや未来の世代を裏切ることになると知っているからだ。科学が示す揺るぎない証拠を拒む者がいるかもしれないが、荒れ狂う森林火災や深刻な干ばつ、脅威を増す嵐による壊滅的な衝撃は、誰も避けられない。

持続可能なエネルギー源(の確保)への道のりは長く、時には困難をもたらすだろう。しかし、米国はこの変遷に逆らうことはできない。我々が導かなければならない。新たな雇用や産業を生み出す技術で他の国々には負けられない。それを主張すべきだ。それによって米経済の持続力や、米国の宝である森林や河川、耕作地や雪に覆われた山々を維持していく。神が我々に命じた通りに、地球を保全していく。それは我々の父祖が宣言した信念に沿ったものだ。

永続的な安全と平和のため、絶え間なく戦争をする必要はないと信じる。戦火によって鍛えられた勇敢な米軍の兵士は、勇気と技能において誰よりも優れている。戦火により失った人々の記憶は米国民の脳裏に焼き付いており、自由のために払った代償を痛いほど理解している。彼らの犠牲を認識するからこそ、米国に危害を加えようとする者への警戒を永遠に緩めない。だが、我々は単に戦争に勝った人の子孫であるだけでなく、平和を勝ち取った人や敵を確かな友人へと変えた人の子孫でもある。その教訓を今に生かさねばならない。

■世界の同盟の錨として

我々は強固な軍事力と法の原則の下に米国民を守り、米国の価値観を守っていく。他の国々との紛争を平和的に解決するよう試みる勇気を示そう。それは我々が直面する危険についての考えが甘いからでなく、(武力衝突は)疑念や恐怖が永続しかねないからだ。今後も米国は世界中のあらゆる地域の強力な同盟の「錨(いかり)」であり続ける。

そして、今後も我々は海外の危機に対処する能力を強化する諸制度を刷新していく。世界で最も強力な国である米国ほど、平和な世界に関心を寄せる国はないからだ。アジアからアフリカ、中南米から中東にいたるまで、すべての民主主義を支援する。米国は自由を待ち焦がれる人々の代表として行動せずにはいられないからだ。

我々は、貧しい人や病める人、社会から取り残されたり偏見の犠牲となったりしている人にとって、希望の根源であるべきだ。それは単なる慈善の心でなく、この時代の平和のためには寛容と機会、人間の尊厳と正義という我々共通の信念が示す原則を、絶えず進化させる必要があるからだ。

我々は「すべての人間は生まれながらにして平等である」という最も明白な事実こそ、なお星のように我々を導く指針になっていると断言する。それが我々の先達を(女性解放の権利に関する初の集会を開いた)セネカフォールズや、(キング牧師ら黒人公民権運動の始祖が大行進した)セルマ、(同性愛者擁護運動が始まった)ストーンウォールへと導いた。この指針の導きにより、数多くの有名無名の男女がキング牧師の言葉を聞いた。「我々は独りで歩くことはできない。個人の自由は地球上の全ての魂の自由と密接に結びついている」という言葉を。

先駆者たちが始めたことを引き継ぐのは、我々の世代の仕事だ。我々の旅は、妻や母や娘たちが努力に見合う生活を営めるようになるまで終わらない。同性愛の兄弟姉妹が法の下で他の人たちと平等に扱われるようになるまで終わらない。なぜなら、我々が本当に生まれながらにして平等ならば、互いへの愛も平等でなければならないからだ。

■真の平等実現、終わらぬ旅

我々の旅は、投票権の行使に何時間も待つ人がいなくなるまで終わらない。まだ米国はチャンスがある国だと信じる、勤勉で希望に満ちた移民たちを受け入れる良い方策を見つけるまで終わらない。優秀な若い学生や技術者が米国から追い出されず労働力としてとどまれるようになるまで終わらない。すべての子どもたちが、デトロイトの路地からアパラチアの丘陵、(銃乱射事件で小学校の児童らが犠牲となった)ニュータウンの閑静な小道まで、行き届いた愛情を受けて、暴力から安全だといつも感じられるようになるまで終わらない。

生命や自由、幸福の追求――。こうした言葉や権利、価値観が、すべての米国人にとって現実のものとなるべきだ。これは我々の世代の仕事である。(独立宣言など)我々の礎となる建国の文書に忠実であるためには、人生のすべてが一致しなければならないわけではない。皆が全く同じように自由を定義し、全く同じ幸福を追求しているわけでもない。前に進めるためには、政府の役割に関する何世紀にも及ぶ長い議論を終わらせる必要はない。我々の時代に合った行動をすればよい。

我々は決断しなければならない。もう一刻の猶予もない。絶対主義を理念と取り違えたり、政治を見せ物にしたり、他人への中傷を合理的な議論であるかのように扱ってはならない。我々の仕事が不完全だとわかっていても、我々は行動しなければならない。今日の勝利は部分的なものでしかない。(独立宣言を採択した)フィラデルフィア議事堂で我々に託された不朽の精神を前進させる役割は、4年後、40年後、400年後に、この場に立つ者に委ねられていると知ったうえで行動すべきだ。

米国民の皆さん。私が皆さんの前でした宣誓は、米国連邦議会議事堂で働く者の誓いと同じく、神と国家への宣誓であり、政党や派閥のための宣誓ではない。任期の間、我々は誓いを誠実に実行しなければならない。だが、この誓いは兵士たちの任務のための誓い、移民たちの夢を実現するための誓いとそう違わない。私の誓いは我々が星条旗に向かってする誓い、我々の心をプライドで満たす誓いと、そう違わない。これらは国民の言葉であり、我々の最も偉大な希望を代弁する誓いだ。

皆さんと私は、市民としてこの国の道筋を決める力を持っている。皆さんと私は、市民として我々の時代の議論を形成する義務がある。投票するだけではなく、古くからの価値観や不朽の理想を守るために声をあげよう。

我々一人ひとりが厳粛な義務と畏敬に満ちた喜びとともに、生まれながらの権利を大切にしよう。共通の努力と目的、情熱と献身によって歴史の呼びかけにこたえ、自由の尊い光を不確かな未来へと掲げていこう。

ありがとう。皆さんに神のご加護を。そして、アメリカ合衆国に永遠の神のご加護がありますように。




原文(英語): オバマ米大統領の2期目就任演説(英文)ウォールストリートジャーナル


Vice President Biden, Mr. Chief Justice, Members of the United States Congress, distinguished guests, and fellow citizens:
Each time we gather to inaugurate a president, we bear witness to the enduring strength of our Constitution. We affirm the promise of our democracy. We recall that what binds this nation together is not the colors of our skin or the tenets of our faith or the origins of our names. What makes us exceptional – what makes us American – is our allegiance to an idea, articulated in a declaration made more than two centuries ago:
"We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal, that they are endowed by their Creator with certain unalienable rights, that among these are Life, Liberty, and the pursuit of Happiness."
Today we continue a never-ending journey, to bridge the meaning of those words with the realities of our time. For history tells us that while these truths may be self-evident, they have never been self-executing; that while freedom is a gift from God, it must be secured by His people here on Earth. The patriots of 1776 did not fight to replace the tyranny of a king with the privileges of a few or the rule of a mob. They gave to us a Republic, a government of, and by, and for the people, entrusting each generation to keep safe our founding creed.
For more than two hundred years, we have.
Through blood drawn by lash and blood drawn by sword, we learned that no union founded on the principles of liberty and equality could survive half-slave and half-free. We made ourselves anew, and vowed to move forward together.
Together, we determined that a modern economy requires railroads and highways to speed travel and commerce; schools and colleges to train our workers.
Together, we discovered that a free market only thrives when there are rules to ensure competition and fair play.
Together, we resolved that a great nation must care for the vulnerable, and protect its people from life's worst hazards and misfortune.
Through it all, we have never relinquished our skepticism of central authority, nor have we succumbed to the fiction that all society's ills can be cured through government alone. Our celebration of initiative and enterprise; our insistence on hard work and personal responsibility, are constants in our character.
But we have always understood that when times change, so must we; that fidelity to our founding principles requires new responses to new challenges; that preserving our individual freedoms ultimately requires collective action. For the American people can no more meet the demands of today's world by acting alone than American soldiers could have met the forces of fascism or communism with muskets and militias. No single person can train all the math and science teachers we'll need to equip our children for the future, or build the roads and networks and research labs that will bring new jobs and businesses to our shores. Now, more than ever, we must do these things together, as one nation, and one people.
This generation of Americans has been tested by crises that steeled our resolve and proved our resilience. A decade of war is now ending. An economic recovery has begun. America's possibilities are limitless, for we possess all the qualities that this world without boundaries demands: youth and drive; diversity and openness; an endless capacity for risk and a gift for reinvention. My fellow Americans, we are made for this moment, and we will seize it – so long as we seize it together.
For we, the people, understand that our country cannot succeed when a shrinking few do very well and a growing many barely make it. We believe that America's prosperity must rest upon the broad shoulders of a rising middle class. We know that America thrives when every person can find independence and pride in their work; when the wages of honest labor liberate families from the brink of hardship. We are true to our creed when a little girl born into the bleakest poverty knows that she has the same chance to succeed as anybody else, because she is an American, she is free, and she is equal, not just in the eyes of God but also in our own.
We understand that outworn programs are inadequate to the needs of our time. We must harness new ideas and technology to remake our government, revamp our tax code, reform our schools, and empower our citizens with the skills they need to work harder, learn more, and reach higher. But while the means will change, our purpose endures: a nation that rewards the effort and determination of every single American. That is what this moment requires. That is what will give real meaning to our creed.
We, the people, still believe that every citizen deserves a basic measure of security and dignity. We must make the hard choices to reduce the cost of health care and the size of our deficit. But we reject the belief that America must choose between caring for the generation that built this country and investing in the generation that will build its future. For we remember the lessons of our past, when twilight years were spent in poverty, and parents of a child with a disability had nowhere to turn. We do not believe that in this country, freedom is reserved for the lucky, or happiness for the few. We recognize that no matter how responsibly we live our lives, any one of us, at any time, may face a job loss, or a sudden illness, or a home swept away in a terrible storm. The commitments we make to each other – through Medicare, and Medicaid, and Social Security – these things do not sap our initiative; they strengthen us. They do not make us a nation of takers; they free us to take the risks that make this country great.
We, the people, still believe that our obligations as Americans are not just to ourselves, but to all posterity. We will respond to the threat of climate change, knowing that the failure to do so would betray our children and future generations. Some may still deny the overwhelming judgment of science, but none can avoid the devastating impact of raging fires, and crippling drought, and more powerful storms. The path towards sustainable energy sources will be long and sometimes difficult. But America cannot resist this transition; we must lead it. We cannot cede to other nations the technology that will power new jobs and new industries – we must claim its promise. That is how we will maintain our economic vitality and our national treasure – our forests and waterways; our croplands and snowcapped peaks. That is how we will preserve our planet, commanded to our care by God. That's what will lend meaning to the creed our fathers once declared.
We, the people, still believe that enduring security and lasting peace do not require perpetual war. Our brave men and women in uniform, tempered by the flames of battle, are unmatched in skill and courage. Our citizens, seared by the memory of those we have lost, know too well the price that is paid for liberty. The knowledge of their sacrifice will keep us forever vigilant against those who would do us harm. But we are also heirs to those who won the peace and not just the war, who turned sworn enemies into the surest of friends, and we must carry those lessons into this time as well.
We will defend our people and uphold our values through strength of arms and rule of law. We will show the courage to try and resolve our differences with other nations peacefully – not because we are naïve about the dangers we face, but because engagement can more durably lift suspicion and fear. America will remain the anchor of strong alliances in every corner of the globe; and we will renew those institutions that extend our capacity to manage crisis abroad, for no one has a greater stake in a peaceful world than its most powerful nation. We will support democracy from Asia to Africa; from the Americas to the Middle East, because our interests and our conscience compel us to act on behalf of those who long for freedom. And we must be a source of hope to the poor, the sick, the marginalized, the victims of prejudice – not out of mere charity, but because peace in our time requires the constant advance of those principles that our common creed describes: tolerance and opportunity; human dignity and justice.
We, the people, declare today that the most evident of truths – that all of us are created equal – is the star that guides us still; just as it guided our forebears through Seneca Falls, and Selma, and Stonewall; just as it guided all those men and women, sung and unsung, who left footprints along this great Mall, to hear a preacher say that we cannot walk alone; to hear a King proclaim that our individual freedom is inextricably bound to the freedom of every soul on Earth.
It is now our generation's task to carry on what those pioneers began. For our journey is not complete until our wives, our mothers, and daughters can earn a living equal to their efforts. Our journey is not complete until our gay brothers and sisters are treated like anyone else under the law – for if we are truly created equal, then surely the love we commit to one another must be equal as well. Our journey is not complete until no citizen is forced to wait for hours to exercise the right to vote. Our journey is not complete until we find a better way to welcome the striving, hopeful immigrants who still see America as a land of opportunity; until bright young students and engineers are enlisted in our workforce rather than expelled from our country. Our journey is not complete until all our children, from the streets of Detroit to the hills of Appalachia to the quiet lanes of Newtown, know that they are cared for, and cherished, and always safe from harm.
That is our generation's task – to make these words, these rights, these values – of Life, and Liberty, and the Pursuit of Happiness – real for every American. Being true to our founding documents does not require us to agree on every contour of life; it does not mean we will all define liberty in exactly the same way, or follow the same precise path to happiness. Progress does not compel us to settle centuries-long debates about the role of government for all time – but it does require us to act in our time.
For now decisions are upon us, and we cannot afford delay. We cannot mistake absolutism for principle, or substitute spectacle for politics, or treat name-calling as reasoned debate. We must act, knowing that our work will be imperfect. We must act, knowing that today's victories will be only partial, and that it will be up to those who stand here in four years, and forty years, and four hundred years hence to advance the timeless spirit once conferred to us in a spare Philadelphia hall.
My fellow Americans, the oath I have sworn before you today, like the one recited by others who serve in this Capitol, was an oath to God and country, not party or faction – and we must faithfully execute that pledge during the duration of our service. But the words I spoke today are not so different from the oath that is taken each time a soldier signs up for duty, or an immigrant realizes her dream. My oath is not so different from the pledge we all make to the flag that waves above and that fills our hearts with pride.
They are the words of citizens, and they represent our greatest hope.
You and I, as citizens, have the power to set this country's course.
You and I, as citizens, have the obligation to shape the debates of our time – not only with the votes we cast, but with the voices we lift in defense of our most ancient values and enduring ideals.
Let each of us now embrace, with solemn duty and awesome joy, what is our lasting birthright. With common effort and common purpose, with passion and dedication, let us answer the call of history, and carry into an uncertain future that precious light of freedom.
Thank you, God Bless you, and may He forever bless these United States of America.