2013年6月7日金曜日

YouTubeから学べる英会話

今は、英語を学ぶための教材がネットの中にあふれています。今日は、YouTubeにアップされたテレビ番組の1コマを紹介しましょう。

小さな女の子が産婦人科医のオフィスを訪ねて、産婦人科医に向かって赤ちゃんがどこから来るのか説明しているところです。この1コマを見ただけでは、この2人の関係がどういう関係なのかは、わかりません。産婦人科医は、女の子のお祖父さんかもしれませんし、ただの知り合いかもしれません。とにかく、とても可愛いエピソードですので、2人の会話の意味を考えながら見てみましょう。



how mothers deliver a baby from little girl point of view

scene from Cosby Show Season 6 - Raven Symone

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Doctor: And this is my office.

Girl: What do you do?

Doctor: I am a doctor for women.

Girl: What do you do with them?

Doctor: I deliver their babies.

Girl: Deliver?

Doctor: When the woman has the baby inside of her, then I go in and I take it out.

Girl: No you don't. Everybody knows that the stork brings the baby.

Doctor: Who told you that?

Girl: My daddy.

Doctor: Okay. Well, the stork puts the baby inside of the mother... and then I go in and I take it out.

Girl: Ah aah. The stork brings the baby to the hospital and drops it in the bassinet.

Doctor: So you say that the baby is not inside the mummy?

           Then why is it that the mother gets real big?

Girl: Because she eats a lot of food.

Doctor: Now let me get this straight. You say that the stork carries over, puts the baby in the bassinet, and the mother is real big because she eats a lot of food?

Girl: You got it.

Doctor: I see. Well, then why is it that the mother has to go to the hospital?

Girl: The stork brings the baby to the hospital, drops it in the bassinet. The mummy goes to the hospital and gets it.

Doctor: If the stork does all that, why doesn't the stork just bring it to the mummy's house?

Girl: Because it's too far. His wings will get tired.

Doctor: Where does the stork get the babies from?

Girl: Heaven.

Doctor: Okay. There is a zillion skillion babies in Heaven. How does the stork know what baby goes with what mother?

Girl: They are in a line. You know like you go to the baker and get a number.

Doctor: Why when I put my hand on the mother I can feel things moving all around?

Girl: That's not a baby.

Doctor: What is it?

Girl: Gas.

Doctor: Well thank you for explaining it to me.

Girl: You're welcome, but you still didn't tell me what you do.

Doctor: I'm in charge of gas.

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最初の赤字の”Now let me get this straight.” の表現は、よくテレビで使われる慣用表現で、話が少し入り組んできたときに、整理したいときに使われます。「つまり、こういうこと?」とか、「じゃあ、ちょっと話を整理させてね。」などの意味です。そして、それが、会話相手が意味することと一致していたり、正しかったりした場合、” You got it.”とか、”Yes, you are right.”などの回答が得られます。

全文和訳:

医者: これが私のオフィスだよ。

女の子:仕事は何?

医者: ご婦人のための医者だよ。

女の子: どんなことをやっているの?

医者: 赤ちゃんを出産させているんだよ。

女の子: 出産?

医者: 女性の赤ちゃんをお腹の中から取り出すんだ。

女の子: 嘘。コウノトリが赤ちゃんを運んでくるのは、みんな知ってるわよ。

医者: 誰がそんなこと言ったの?

女の子: 私のパパよ。

医者: そうか。わかった。コウノトリが赤ちゃんをお母さんのお腹の中に入れて、私が取り出すんだ。

女の子: 違うわよ。コウノトリが赤ちゃんを病院に運んできて、ゆりかごの中に落とすのよ。

医者: つまり、赤ちゃんは、お母さんのお腹の中にいないってこと?じゃあ、どうして、お母さんのお腹は大きくなるの?

女の子: たくさんの食べ物を食べるからよ。

医者: つまり、こういうこと?コウノトリが赤ちゃんを運んできて、ゆりかごの中に入れる。お母さんのお腹が大きくなるのは、たくさん食べるから。

女の子: その通り。

医者: わかった。じゃあ、どうして、お母さんは病院に行かなくちゃいけないの?

女の子: コウノトリが赤ちゃんを運んできて、ゆりかごの中に入れるでしょ。お母さんは、赤ちゃんを迎えにいくのよ。

医者: もし、コウノトリが赤ちゃんを運んでくるんだったら、どうして、お母さんの家に連れて来ないの?

女の子: 遠すぎるからよ。コウノトリの翼が疲れちゃうじゃない。

医者: コウノトリは赤ちゃんをどこから連れてくるの?

女の子: 天国よ。

医者: よし。天国にたくさんの赤ちゃんがいるとしよう。コウノトリは、どうやってどの赤ちゃんがどのお母さんのところに行くってわかるんだい?

女の子: 赤ちゃんは、順番を列をつくって待っているの。パン屋さんにいくと、番号をもらって順番がくるのを待つようによ。

医者: それじゃ、お母さんのお腹に手を置くと、どうして、何かが動くのを感じるんだい?

女の子: 動くのは、赤ちゃんじゃないわよ。

医者:じゃ、何だい?

女の子: ガスよ。

医者: 説明してくれてありがとう。

女の子: どういたしまして。でも、まだ、おじさんが、どんなことをやっているのか教えてもらっていないけど。

医者: ガスの担当者だよ。