2012年9月15日土曜日

このサイトについて

このサイトは、日本で将来カナダに留学したり、永住したりする人たちのためにカナディアン・イングリッシュを学ぶためのサイトです。英語は大きく分けてイギリスで話されるブリティッシュ・イングリッシュと北米で話されるアメリカン・イングリッシュの二つが代表的です。カナダで話されるカナディアン・イングリッシュは、アメリカン・イングリッシュと混同されがちですが、実際はたくさんの違いがあります。

カナディアン・イングリッシュは、どちらかというと、ブリティッシュ・イングリッシュに近く、発音がとてもきれいです。将来、カナダに住みたいと思っている方は、ぜひ、このサイトを参考にして、カナディアン・イングリッシュを学んでください。

将来的には、スカイプを使ってカナダ人と話せるようにする予定です。




カナダ英語(ウィキペディア)より


カナダ英語(英語: Canadian English)は、カナダで使用されている英語のひとつである。アメリカ英語と語彙を共有しつつ、イギリス英語の用語を持つ。カナダの綴りは、イギリス英語アメリカ英語の要素で構成される。カナダ英語にだけ存在する表現もあり、フランス語の影響を多くの分野で受け、地域によって多様性がある。

約1700万人のカナダ人英語版)(人口の58.8%)は、英語を第一言語(母語)にしている[1]

歴史

「カナダ英語」と言う用語が初めて確認されたのは、1857年のカナダ学会で、アーキボルド・コンスタブル・ギーキー牧師(Reverend A. Constable Geikie)が行なったスピーチである。スコットランド生まれのカナダ人であるギーキーに、英国中心主義的(Anglocentric)な態度が反映し、ギーキーが適切な英語と考えていたイギリスからの移民が話す言葉と比べ、カナダで話される英語を「崩壊方言」とした。この考え方はその後数十年続く。[2]

カナダ英語は、過去200年ほどにおける、4回における移民と定住の波の中で作られた。第1の波は、カナダで言語的にもっとも大きな役を果たしたイギリス出身のトーリー党員 (British Loyalist) (Tories#Canada) が、アメリカ独立戦争から落ち延びてきた時である。 第2の波は、1812年の米英戦争後に、反英感情がカナダ市民に広がるのではないかと心配したイギリスとアイルランドが、カナダへの移民を推奨した時である。世界的に移民が増える1910年から1960年に、カナダは他の国ほど影響を受けなかったが、カナダを多文化主義国にし、現在のグローバリゼーション時代における、言語的な変化を受け入れる土壌を作った。[3]

カナダ先住民 (Canadian Aboriginal people) の言語は、移民の居住区が広がる前に、カナダで使用されるヨーロッパ言語に影響し始めた。[4]また、ローワー・カナダで話されるケベック・フランス語が、アッパー・カナダの英語に、語彙を供給した。[5]


綴り [編集]

カナダ英語の綴りは、イギリス英語とアメリカ英語の規則が混合されている。
フランス語から入った言葉で、「color」や「center」など、アメリカ英語では「-or」「-er」で終わる単語が、イギリス英語の綴りが残る「-our」「-re」(「colour」「centre」など)になる。またアメリカ英語での「defense」「offense」等の名詞は、カナダではイギリス綴りの「defence」「offence」と書く。

カナダではアメリカ同様、イギリス綴りの「tyre」「kerb」を使用せず「tire」「curb」などを使用するなど、イギリス綴りを使用しない場合もある。

カナダではアメリカ同様「realize」や「paralyze」などの単語は通常「-ize」「-yze」と綴られ、「-ise」「-yse」を使用しない。

カナダでは「-ice」で終わる名詞の動詞の語末が「-ise」になることがある。例として名詞「practice」の動詞形は「practise」。名詞「licence」の動詞形は「license」(アメリカでは名詞も動詞も「license」と綴る)。

カナダではイギリス同様、動詞の語末にアクセントが置かれない場合でも「-ing」などの接尾辞がつく場合に語末の子音を重ねることが多い(カナダでは「travelling」「cancelled」「controllable」。アメリカでは「traveling」「canceled」「controlable」)[6]

カナダ綴りの慣習は、カナダの産業史とも関係しているものがある。例えば、カナダで小切手をイギリス同様「cheque」と綴るのは、カナダにとって重要であったイギリスの金融機関に関連すると考えられる。一方、カナダの自動車産業はアメリカ企業を発祥とするため、「tire(タイヤ)」など自動車部品の専門用語はアメリカの用語を使っている。他にもトラックは「truck」(イギリスでは「lorry」)、ガソリンは「gasoline」(イギリスでは「petrol」)等にもみられる例である。

政治的な用語では、カナダの政治史が影響を与えているものも多い。カナダの初代首相ジョン・A・マクドナルドはかつて、カナダ政府の文書はイギリス綴りで記載するよう勅令を出したことがある[7]

現在の公式的なカナダ綴りは、カナダ国会の公式議事録(ハンサード (Hansard) 様式)に使用されているものが基準となっている。但しカナダの編集者の間では、カナディアン・オックスフォード・ディクショナリー(Canadian Oxford Dictionary)[8]の「Editing Canadian English(カナダ英語での編集)」の章で参照する者が多く、必要であればさらに複数の辞書を使用している。

近年ではカナダの新聞、特に末尾「-our」等に関してはイギリス綴りを使用している。カナダの全国紙「グローブ・アンド・メール」は1990年10月に綴り方針を更新[9]し、他の新聞も同様に変更を行なった。「トロント・スター」はイギリス綴りの採用には積極的ではなかったが、他紙同様の変更を行なった。

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